知りたくなかった本当の気持ち
歩いた先に若王子がいた。
「いや… 一緒に帰ろうと思って」
そのためにわざわざ…?
ん?何でこの人私の彼氏でもないのに、こうやって当たり前のようにこんなこと言ってくるんだ?
と考えると、昼休みの終わりに言われた里桜の言葉を思い出した。
あぁ、そういうことね。
「私今から体育倉庫に向かおうとしてるから、あと少しね」
「んじゃ俺も行く」
何て言われた。
えぇ、と真っ先に嫌な思いをしたけど、それは内緒だ。
里桜に怒られるかもしれないからね。
「あっ!ごめん!
ゴミ捨て場の所の鍵、閉めてくるの忘れた!
先に行っててよ」
ゴミ捨て場から大分離れた所で思い出した。
面倒だけど、走って私はそこに向かった。