知りたくなかった本当の気持ち

「行ってきます」


学校に行く準備ができた私は出発した。



学校に行きながら、私は実感している。



昨日のことがショックすぎて、素直に笑えなくなったこと。



もしかしたら身近な人がなお兄いや、兄さんと同じようなことを思ってるんじゃないか。



そう一度疑い始めたら、今までの親交が信じられなくなった。



本当は里桜だって...ありのままで接してくれてることくらい、昨日まではわかってたけど。




「おはよう!!」



明るく私に挨拶してくれるのは...里桜だ。



「おはよう...」



あれ?

どうしたんだろう。


私は...いつもみたいに明るく挨拶を返せれてない。




< 38 / 444 >

この作品をシェア

pagetop