私の居場所
14
月曜日。

定時に帰ろうとした私達。

そこで颯太は社長と雅さんに呼び止められた。

「おい、園。」

その後、颯太は小走りに私の元へやって来た。

私は事務所で待っていた。

「俺、一人前の職人として認められたぞ。」

自慢げに私に報告した颯太。

「良かったね。」

私はニコニコして答えた。

そして颯太は私の耳元でこっそり囁く。

「これでいつでも結婚出来るぞ。」

そう言うと、颯太は事務所で私を抱きしめる。

「だ、誰か来たら…。」

「もうみんな知ってるんだから大丈夫だ。」

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