50年目のプレゼント
 まずはおばあちゃんを

 確保しなければならない。


 おばあちゃんには何も

 知らせていなかったけれど

 この時間はたいてい、

 私と弟の帰りを待ってくれている。


 「ただいまあ。」

 靴を脱ぎ捨て、おばあちゃんを

 探した。


 「おばあちゃ~ん?」

 返事が無い。

 代わりにおじいちゃんが出てきた。


 一番のおしゃれの

 背広に帽子にポマード。


 
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