50年目のプレゼント
 「おばあちゃん、どうした?」

 ただごとではないと思った。


 「くるしくて・・。

 救急車呼んでくれる?」

 「すぐ呼んでくるで、

 ここで待っとって。」

 
 私は走って、家の電話で

 救急車を呼んだ。

 家には誰もいなかった。

 泣いている場合じゃないのに、

 この状況に涙がでた。


 おばあちゃんの元へ戻ると

 近所の人がついていてくれた。

 おばあちゃんは

 「くるしい、くるしい・・」

 と繰り返していた。


 私はそれを立って眺めているだけで、

 どうしたらいいのかわからなかった。


 

 
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