生きたその先
-日常-
黒覇「・・・・昨日モンスター何匹やった?」

白恵「・・・15・・・ぐらい」

俺の住むこの星には全部で、
赤、青、黄、緑、白の5つの世界がある。
そして・・・各世界の政府にしか知られていない
6番目の世界ー闇の世界ーが存在していた。
闇の世界は主に各世界が見放した奴らがいる。
そして、今俺はその闇の世界にいる。

黒覇「じゃあ俺のと合わせて40だな」

俺、黒覇と相方の白恵は闇の世界でモンスターを
倒し、それを政府に売っている。ここのモンスターの
皮は丈夫らしく、かなりの高価で交渉できる。

白恵「・・・・君のその目、・・・・竜の右眼〈ドラゴン・デキステル〉
   ・・・・だっけ?良いよね…」

黒覇「そうかな」

この眼を別にいいとは思ったことはない。でも白恵が
いいって言うならいいのかな…?と思う。

白恵「でも・・・右眼ってことは・・・竜の左眼〈ドラゴン・シニステル〉
   もあるよね…多分・・・」

黒覇「ああ、かもな」

白恵「・・・・キミは・・・・自分のことは・・・・気にならないの?」

黒覇「・・別に、知りたいとは思わない。」

白恵「・・・・何で?」

黒覇「何でって・・・知ってたって何の意味もない。自分のことを喋るなんて、
   今までも・・・これからも・・・きっと、白恵しかいない。そして白恵は
   過去なんて聞かない。だからどうでもいい」

白恵「・・・・そう。」

そうだ。俺に過去なんていらない。俺に必要なのは明日だけだ。

白恵「・・・・でもさ・・・・」

黒覇「うん?」

白恵「・・・・僕みたいな堕天使・・・・ならともかく・・・・キミは・・・・何者なんだろうね…。」

何者、そんなこと聴かれても俺自身も俺のことを知らないから、
説明なんて出来っこない。白恵はそれを知っていてわざと
聞いてきたりする。本当に超がつくほどのドSだな…
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