恋に一番近くて遠い君~another story~
美海、心配してるよね?勘違いさせちゃったよね。ちゃんと言わないと...。



「あ、美海。別に変なこと言ってないからね?陸玖がウジウジしてるから喝を入れただけだからね?心配しないで。」




陸玖は美海しか見てないんだよ。
はやく気づいてよ。



美海は自分では気づいてないのかもしれないけど、今ものすごくほっとした顔してるんだよ?



「ううん、大丈夫だよ。」



少しぎこちない笑顔だけど誤解は解けたかな?



私のせいだ.....。私がいるから美海も陸玖も自分の気持ちが伝えられないんだ。


なんでこういう時、私達は幼馴染みなんだろうね?私がここにいなかったらもっとはやく2人は付き合えたのかな?



「おーい!俺も班に入れてくれーって、なんでこんなに空気が重たいの?」



数分静まり返っていたところに陽生がきた。

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