Cold eye
1 学校の王子様

───月詠大学には女子に多大な人気のある“王子様"がいた。

「今日も格好いい!優真君!」

「あはは、ありがとう.....」

(またやってるよ........)

心の中でため息を吐いていた。

「亜美?どうしたの......?」

「何でもないよ、大丈夫」

心配そうに聞く男子に笑顔を向ける。
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