続・俺様専属メイド!?
「あのさ……」
「実家に帰らせていただきます」
「は?」
「落ち着いたら話しましょう」
あたしはそれだけ言うと、また歩き出した。
翔はポカンとした感じだけど気にしない。
有菜はクスクス笑っていた。
「何?」
「いや、なんでも」
とか言ってるけど、まだクスクス笑っている。
「岡田と翔くんどうしたの?夫婦ゲンカみたいじゃん。実家に帰るとか」
「黙れ村岡」
「えぇ!?」
村岡くんの言葉にすぐに有菜が突っ込む。
大河はどんな表情をしているか見えなかった。
翔とは少し離れてみる。
やっぱり考えなきゃいけない時だと思うから。