続・俺様専属メイド!?
「うん」
あたしも笑い返して、部屋を出た。
あたしはあれから、何とか進学することができた。
そこでちゃんと4年間学んで、卒業してすぐに翔の会社で働き始めた。
入社試験もしっかり受けて、昇進するために頑張ってできるだけ早く翔の元にたどり着くよう努力し続けた。
そして24歳になった。
翔のお父さんはもう社長の椅子を翔に渡した。
あたしは社長秘書として、翔に仕えることができるようになった。
翔が頑張ってるのをずっと見てきたから、あたしも辛くてもここまで来ることができた。
仕事だから、贔屓目なしに自分の力で上がった。
厳しいけど元々負けず嫌いだったから、逆に燃えたよね。
高校の時は結局一度もテストで、翔を超えられたことはなかったけど。