いびつ
第一章

「「この度はこのような天気に恵まれ無事入学式を迎えることができ・・・」」

ドクンドクン。
私の中で、心臓のはね打つ音がする。

友達はできるかな。
先輩は怖くないかな。
先生に怒られないように。
宿題は多いのかな。
勉強はついていけるかな。


今日私は中学生になった。

小学生の時とは比べ物にならない程大きな体育館、静かな空間、幼い声も聞こえない。
手の出ないブレザー、膝下のスカート。
皆お揃いのリボンを身に付けクリーム色のベストを着込む。
胸元には今朝つけてもらったピンクのお花には「ご入学おめでとうございます」の文字。

私は席の1番端に座り、見慣れない顔を見渡す。

「1年1組ー・・・」

わたし達の担任であろう先生が、名前を順に呼び上げていく。
ドクン、ドクン。

この人達が私のクラスメイト。
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