華のように儚く
序章・悲しいできごと
17xx年12月のクリスマス。
不幸な事故があった。上流貴族一家が死亡。唯一生き残ったのが第一子、ミリアリット・ブロンハート。
彼女は、すぐに親戚夫婦に引き取られ、実の娘のように心から愛されているが、全く笑顔が戻る様子がない。
見かねた、夫婦は騎士見習いの少年二人を護衛として雇う事になった。
その少年二人は、17歳になったばかりのカイルと、11歳の、ジャックだった。
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