幼なじみと不器用恋愛




「あぁ、そうだな、いい加減味が飽きてくるんだよな、パンって。」




「そうなんだ……あ、卵焼き食べる?」



箸でつかんで佐藤くんに差し出すと少し戸惑ったような表情をされる。



「あ、箸まだ口つけてないから大丈夫だよ。」



佐藤くんの口元まで卵焼きを持っていくと佐藤くんは躊躇ってから卵焼きをパクリと食べた。




その瞬間気づく。


これって…恋人同士がする、アーンってやつじゃ……



一気に身体中の熱が顔に集まる。


ふと周りを見ると女子たち、私たちに注目していた。



「ん…おいしいよ、ありがとう。」



佐藤くんは少し照れながらもそう言ってくれる。



佐藤くんも郁也ほどじゃないけどイケメンで優しくてモテるから女子たちの恨みとか買ってないといいな……




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