でこぼこ恋路
「…俺はその男に言いに行く。友だちだろうが何だろうが“俺の好きな女に手ぇ出すんじゃねぇ”って。
片思いでもやっぱ自分の好きな女は他の男と話して欲しくない。」


それが俺の答え。


「そ、っか夏樹は…」



「後ろのお前ら!話してないでさっさとノート書け!」


羽海の放った言葉は無残にも教科の先生にかき消された。

そういえば今は授業中だった。

後で羽海に聞いてみよう。

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