時雨の涙
「は…?何いって…」
彩菜が…死んだって…
そんなわけ…ないだろ…

病院の人にある部屋に通された。
そこには、顔に白い布をかけた女の人…

ズタズタになった制服。
右手に光るシルバーの指輪。

彩菜だ…
あの指輪は俺があげたやつ。


「…彩菜…?明日、遊園地いくんだろ…?
約束したじゃん…彩菜…」
「颯斗…」
もう、彩菜は、帰ってこない。


「あ…やな…‼」

それから俺はバカみたいに泣いた。

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