青空日記
「あっ、ごめんね、やっぱり迷惑だったよね…。」

私の驚きの表情を見て、ユミちゃんは申し訳なさそうに言ったことをやんわりと取り消そうとした。


いやいや迷惑どころかその真逆ですから、秦野さん。

「いっ…、いいの?私でよければ友達になりたいけど…。」


私がそう答えると、ユミちゃんはパッと顔を輝かせた。


ヤバい、本当にユミちゃんかわいいよ、天使だよ。

「本当に!?ありがとうっ。」

これが、私の初めての友達だった。

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