公園であいましょう

   「そりゃ、怒るわね。彼女のところへ、ライバルから
    連絡がくるって知ったら。」

   「いや、私と岩間さんは、決してそういう関係ではなくて、、」



 そう、言いかけた私を田辺さんはジロリとみる。



   「その自覚のなさがダメなのよね。」


  
 私は、ますますうなだれた。



   「しかも、郁ちゃん。つきあってどんだけだって?」

   「つき合おうって言われたのは、昨年の6月ごろで、
    す、すきって言われたのは、昨年の暮れで、、、。」

   「その間、王子とはキス止まり。嫉妬した王子がやっと手を出した
    というのに、拒否してつきとばしたんでしょ。」

   「は、はい。」



 熱くなっていく頬につめたいビールのジョッキをあてた。

 ああ、気持ちいい。



   「そりゃー、怒って出て行きたくなるわよ。」



 そう言って、田辺さんはビールのジョッキをドンと机の上に置いた。
< 103 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop