最強GIRL with 最強BOYS2


そうして蛍から逃げて当てもなく走っていると。



あれ?ここどこ…?


「あのー、ここどこら辺ですか?」


確か歩きだったしそんなに遠くはないと思うんだけどな、、


そう思って近くを通りかかった人に尋ねる。


「あ?」


『え?』


あれ、もしかして電話中だった、、?


「もしもし?あの、もしかしたら……とりあえず一旦連れて帰りますね」


なにやら話し込んでるようだし。


ごめんなさいと会釈してほかの人を探そうとして歩き出したとき。


――――グイッ


『グヘッッッッ』


思いっきり腕を引っ張られた。


え、なに?私何か悪いことした?


「お嬢ちゃん道迷ってるんだよねぇ?」


『あ、はい。そうですが、?』


と、首をかしげると。


「っっつ///と、とにかくわかりやすいところまで連れてってやるからついてきな」


『おお、ありがとうございまーす』


いい人?見た目はガラ悪いし私の腕を思いっきり引っ張ってきたのも許せないけど。


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