【好きだから別れて】
悠希が服を脱ぎあたしを求め上で激しく動くたび体はのけぞり、無我夢中で布団を掴んでた。


愛して


愛してって悠希を確かめた。


クリスマスはなしになってしまったけど、来年までには素直になると自分自身に誓う。


来年のクリスマスは二人で祝っている。


必ず二人は一緒だと信じてる。


絶対なんてこの世に存在しない。


が、絶対二人でいるんだと思えてならなかった。


悠希はあたしを


あたしは悠希を


こんなにも求めているのだから。


二人に別れがくるなんて


ありえない話。


大丈夫だよって自分に言い聞かせ、あたしは悠希の腕に抱かれ幸せを噛み締めていた。
< 143 / 355 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop