【好きだから別れて】
【第四章】
悠希


あなたの目にあたしはどんな風にうつってた?


『とんでもない女に会った』


そう思わなかった?


あたしね


小さい時からトラブルを招く子だったの。


落ち着いたって思ってもまた不思議と何か起きるの。


じつはね


消えて楽になりたいって日々過ごしてたんだよ。


心の内に住むもう一人のあたしがいつも言うんだ。


『お前愛されてないよ。消えちゃいな』って


闇から出たくてもがくんだけど足を滑らせちゃうのかな…


また闇に落ちて一からやり直しいになるんだ。


悠希


あなたはこんなあたしを守れますか?


こんなあたしを愛し通せますか?
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