復讐

柊side


まずい……

俺は今焦っている

なぜなら
ベットに入ってすぐ寝てしまった明日香が急に俺の方へ腕を伸ばして抱き締めてきたんだ

それも結構力が強くてなかなか
離してくれずにいる


明日香の話を聞くと一人で寝れなんて言えず
一緒に寝ることになったが
まさか同じベッドになるなんて考えてなく正直戸惑いながらいたのに
まさか明日香がこんな行動をするなんて……

でも、
時々夢にうなされているのか苦しそうな顔をしながら涙を出している

そんな明日香に
“大丈夫だ”
と言い頭を撫でるとフッと少し表情が和らいだ明日香にひと安心し
俺もゆっくりと瞼を閉じ眠った

柊side【完】


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