覚醒
「奈菜ー!今日から高校生だね!」


あれから1年が経つ。


高校生という名に憧れていた
中学生の時。


私は些細なことで真紀と同じ
共通点を知って、友達になった。


そう考えながら、私は今
真紀という女の子に挨拶を
しようとしている。



「おはよう真紀!中学の時もだけど、
また一緒に仲良くしようねー!」


真紀は正直私よりも知的で美人だ。
勿論、彼氏も普通にいるし、
過去に囚われていない子だと思う。
私は真紀に感謝している。



真紀には中学生の時、中学生とは
思えないほどの大人びたその口調と、
冷静な態度で私は何度も救われた。
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