労苦
第31章
     31
 その日も午後5時にはいったん署を出、警視庁へと戻った。


 野外は蒸すような暑さだ。


 気温が上がっていて、熱が滞留していた。


 夏の日、都心は地獄となる。


 橋村を乗せ、車を千代田方面に向けて走らせた。


 帰庁し、一課に戻ると、捜査員は皆、持ち場で仕事をしている。


 俺も橋村もデスクに着き、パソコンのキーを叩く。


 そして各々午後9時過ぎには本部庁舎を出た。


 桜田門駅から地下鉄に乗り込み、自宅マンションへ戻る。


 帰宅すると、晴海が出迎えてくれたが、夜もだいぶ更けていた。


 食事と入浴を済ませ、ベッドに潜り込み、休む。


 それから日が流れ、週が一つ変わり、翌週の木曜、通常通り出勤する。
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