労苦
第53章
     53
 その日も午後6時には南新宿署を出、車を出して、警視庁へと戻った。


 疲れている。


 だが、あくまで警察官しての職務を優先した。


 帰庁し、捜査一課のフロアで残務をこなす。


 午後9時を回る頃、警視庁を出、自宅マンションへと帰っていった。


 晴海に出迎えられ、遅い夕食を一緒に取った後、混浴して、同じベッドで眠る。


 また明日も仕事だ。


 そう思い、体を休める。


 眠れるのは、ほんの六時間程度だが……。


 そして翌日も普通に午前7時過ぎには家を出て、出勤した。


 また早い感じで時が過ぎ去る。


 その週の日曜も仕事で朝から慌ただしかった。




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