労苦
第65章
     65
 その日、一日中街を歩いた後、午後6時には南新宿を出て、警視庁へと戻る。


 疲れていた。


 心身ともに。


 だが、帰庁してから、残務があった。


 こなした後、午後9時過ぎには本部庁舎を出て、地下鉄に乗り込む。


 そのまま、自宅へ舞い戻った。


 帰宅すると、晴海が出迎えてくれ、一緒に遅い夕食を取る。


 夫婦でゆっくりした。


 夜間は睡眠を取る。


 なるだけたくさん。


 そして朝は早起きし、また職場へと向かうのだ。


 いつもその繰り返しである。




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