労苦
第67章
     67
 その日も午後6時には南新宿署を出て、停めていた車両に乗り込み、警視庁へと向かう。


 毎度、疲れていたのだが、帰庁してからも仕事は山積みだ。


 帰ってきて、捜査一課のフロアで残務をこなす。


 そして午後9時には本部庁舎を出た。


 地下鉄に乗り、自宅へと戻る。


 晴海が出迎えてくれ、夫婦で遅い夕食を取った。


 入浴後、すぐに寝付いてしまう。


 やはり昼間しっかりと仕事をし、疲労の類があると、夜は眠るのだ。


 時が流れ、翌週の金曜になった。


 朝は午前6時に自然と目が覚める。


 起き出し、コーヒーを一杯飲んでから、出勤した。


 桜田門へと向かう。

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