労苦
第68章
     68
 その日、午後6時過ぎまで街を歩き、車に乗って警視庁へ戻る。


 疲れていた。
 

 夜の街は道路が渋滞し、人も多い。


 安全運転で帰庁した。


 十階の捜査一課フロアに入り、残っていた仕事をこなす。


 スタンバイ状態だったパソコンに向かい、キーを叩く。


 午後9時を回る頃、本部庁舎を出た。


 一日が終わると、一安心する。

 
 ドッと疲れが出るのだが……。


 桜田門駅から地下鉄に乗り込み、自宅へ戻る。


 帰り着き、晴海に出迎えてもらった。


 一緒に遅い夕食を取り、その後、入浴する。




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