労苦
第76章
     76
 その日、街を歩き、午後6時過ぎには新宿を出た。


 そして警視庁に帰り着き、残っていた仕事をこなす。


 疲れはあった。


 だが、休む暇はない。


 そう思い、パソコンのキーを叩く。


 午後9時には本部庁舎を出て、桜田門駅へと向かった。


 地下鉄に乗り込み、自宅へと舞い戻る。


 晴海が出迎えてくれ、揃って遅い夕食を取った。


 入浴してから、眠る。


 そんな日が繰り返し続き、また時が流れて、その週の日曜になった。


 午前6時に起き出し、支度してから、通常通り出勤する。


 確かに毎日きつい。



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