労苦
第79章
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 その日も午後6時過ぎぐらいまで新宿の街にいた。


 それから車に乗り込み、千代田方面へと走らせる。


 疲れていたが、残務があった。


 帰庁し、十階の捜査一課フロアに入って、残っていた仕事をこなす。


 パソコンのキーを叩き、各種の文書を打った。


 そして午後9時を回る頃に、本部庁舎を出る。


 帰宅してから、食事と入浴を済ませ、そのまま眠った。


 晴海が寄り添ってくれる。


 妻も大変だろう。


 家事全般をこなすので。


 また時が流れ、その週の金曜になった。


 午前6時に起き出し、コーヒーを一杯淹れて飲む。


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