東堂くんは喋らない。
「えー、東堂くん?」
夏海ちゃんが意外そうな声を出した。
「……えぇ」
東堂くんが嫌そうな声を出した。
「そんな嫌そうにすんなよ東堂!」
自称親友の山本が、東堂くんとガシッと肩を組む。
「いいか!?第一走者ってのは実は一番大事だ。
そこで、見るからにインドア派帰宅部のお前が登場し、うそアイツがリレー出んの!?超意外なんですけど!と他クラスの度肝を抜く!!いいな!?」
「やだ」
「はい決定〜!」
東堂くんの意見を完璧無視し話を進めていく山本。
なんだこの独裁政権。