【続】キミとひとつになれたら





「小春ちゃん、今すぐキミを抱きしめたい。でも僕、今ちょっと服とか汚れてるから……シャワー浴びた後にでもゆっくり」



完全にのぼせあがってる彼の腹部に。





「最低っ」


と呟いて、ガラスの破片を思い切り刺した。

力いっぱい、強く刺した。



「っ……」


四ノ宮くんは苦痛に顔を歪めて、その場に座り込んで蹲った。




「凛花ちゃんっ!!早く逃げようっ!!」


脱衣所からタオルを持ってきて、それを凛花ちゃんの体に素早く巻いた。


怪我のせいでフラフラしてる凛花ちゃんを支えるようにして歩いて、お風呂場から離れた。



とにかく外に逃げなきゃっ!!



凛花ちゃんと支えて歩きながら玄関へと足を進めた。




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