【続】キミとひとつになれたら
それからは、とにかく曖昧だった。
逃げ場はなくて。
どうする事もできなくて。
せめてもの抵抗は全くの無駄で。
無理矢理押さえつけられて、右腕を包丁でパックリ切られた。
激痛が走ったが、悲鳴を上げる気力は残ってなかった。
切り傷から血が溢れて、翔くんはそれを舐めて、傷口から血をすすり始めた。
それと同時に私は気を失った……。
あぁ、どうか。
これは夢でありますように。
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