【続】キミとひとつになれたら





腕。


足。


頬。


お腹。


鎖骨。


膝。



四ノ宮は子供みたいに。



楽しそうに、ナイフでどんどん私の体を切り刻んでいった。



あっという間に体中が切り傷だらけ。



痛いなんて感覚はもうない。

感覚が麻痺してる。




「その汚い顔、もっともーっと醜くしてあげる……」



あ、また頬が切られた。
何度も何度も。




こいつは、人間じゃない。
こいつは、悪魔よ。




< 68 / 277 >

この作品をシェア

pagetop