【続】キミとひとつになれたら





「っ……ダメっ……」



ヤダ。


お願いだから。




「小春?」


「ダメっ!!!行かないでっ!!!行っちゃダメ!!!」



翔くんに抱きついた。
ギュッと、強い力で。



行かせたくない。
行かせちゃダメ。
何故か心がそう叫んでた。




「お願いっ……ここにいてっ!!そばにいてよっ!!翔くんっ!!!」


「河瀬ちゃん、どうしたの……?」


「小春。心配してくれて、ありがとな」



子供を宥めるみたいに、微笑みながら、私の頭を手でポンポンと撫でてくれた。




「すぐに戻ってくるから。大丈夫だよ。何も起こらないから」


「でもっ……」


「平気だって!悠希も俺も、すぐにやられるような弱い男じゃないから」





< 86 / 277 >

この作品をシェア

pagetop