藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
ギュッと瞑った目を開けると目の前には筋肉質な腕とバスケットボール。


ダンダンダン…


バスケットボールが音を弱めながら弾む。


影山修二がボールを弾いてくれたようだつた。



「わりぃ、手が滑った」



バッと前を向くとそこには藤くんがいた。


藤くんは意地の悪い笑みを浮かべ、鋭い視線で影山修二と私を見つめてくる。


が、影山修二は立ち上がった。


いきなりなんなんだ?



「お前、ふざけんなよ…」



影山修二の掠れた声。


切れている。この声色は明らかに切れている。


眉間に皺を寄せ、般若のような顔をしている。




「コイツに当たったらどうすんだよ」



へっ?


意外や意外にまさかのまさか、私のことを心配してる!?


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