印堂 丈一郎の不可解な生活
傷ついた雪城をゆっくりと横たわらせる。

彼に必要なのは回復であり、休息。

丈一郎の調息で出血は止められた。

重傷ではあるけど、一命は取り留めるだろう。

そして。

「ようやく順番が回ってきたようだなあぁあ」

丈一郎は拳を掌に打ち付けた。

視線の先には、サー。

滅びの五人最強と目される化け物、黒十字 邪悪。

「人を人とも思わねぇテメェをよぉ、文字通りぶっ潰してやるぜ」

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