クリスマスプレゼントは靴下に
(どういうこと…?
どうしてあの店のことを誰も知らないの?
ここにはそれほどたくさんのお店があるわけじゃないのに……
ま……まさか、あの日のことは私の妄想?酔った上での幻だったというの?
そりゃあ確かにかなり酔ってはいたけど、そんなことって……)
今までにも酔っぱらって記憶をなくしたことや、ちょっとした思い違いはあった。
でも、私はけっこうお酒には強いし、この前は記憶をなくすほどじゃなかったし、それどころかいろんなことをけっこうはっきりと記憶してる。
私は、深呼吸をして、あの日のことを最初から考えてみた。
そう…あの日、私は前島達のことでむしゃくしゃしてて…憂さ晴らしに最初は居酒屋に行って…でも、店の雰囲気がいやになって、もっと落ち着ける店を探しに細い路地に入って…
そこで私は「しあわせ屋」っていうベタな屋号の店をみつけた。
なんだかテンションが上がって入ってみたら、そこは本当に落ち着けるお店で、お客さんは私一人で…仏さまみたいに優しいおやじさんがいて、料理もとてもおいしくて…
おやじさんは私の愚痴をいやがらずに聞いてくれてたから、前島や坂本さんの愚痴をさんざん話して、そして思いっきり泣いて、泣いて、泣きまくって…そのおかげで気分がすっきりと晴れたんだ…
それから…あ、そうだ…帰り際におやじさんが、私に靴下をくれた。
何足か見せてくれて、どれがいいか?って聞かれて、私はその中からピンク字に赤いハートの靴下を選んだ…
記憶はやはりとても鮮明だった。
あれが妄想だったなんて、とても思えない。
(でも、絶対にないとは言えない。
かなり飲んでたのは事実だもの……記憶をなくしてもおかしくないほど飲んだはずだ。
え?……じゃあ、もしかしたら、この鮮明な記憶はやっぱり全部妄想で…ということは、あの人のことも妄想だったってこと…?)
信じられない気分ではあるけど…でも、そう考えれば、納得が出来る。
そうだ…夢でもなけりゃ、あんなに私の理想にぴったりの人なんているはずがない。
(……そうよね。いるはずないよね。
そっか……はっきりしてるとはいえ、すべて妄想だったんだ…だから、あのお店もないんだ……)
なぁんだ……そうだったのか…
そう思うと、急に笑いがこみあげて、私はそれを堪えるのに必死だった。
なるほど……あの日のことは、全部、夢…幻だったんだ……
しあわせ屋も、あのイケメン君も…
どうしてあの店のことを誰も知らないの?
ここにはそれほどたくさんのお店があるわけじゃないのに……
ま……まさか、あの日のことは私の妄想?酔った上での幻だったというの?
そりゃあ確かにかなり酔ってはいたけど、そんなことって……)
今までにも酔っぱらって記憶をなくしたことや、ちょっとした思い違いはあった。
でも、私はけっこうお酒には強いし、この前は記憶をなくすほどじゃなかったし、それどころかいろんなことをけっこうはっきりと記憶してる。
私は、深呼吸をして、あの日のことを最初から考えてみた。
そう…あの日、私は前島達のことでむしゃくしゃしてて…憂さ晴らしに最初は居酒屋に行って…でも、店の雰囲気がいやになって、もっと落ち着ける店を探しに細い路地に入って…
そこで私は「しあわせ屋」っていうベタな屋号の店をみつけた。
なんだかテンションが上がって入ってみたら、そこは本当に落ち着けるお店で、お客さんは私一人で…仏さまみたいに優しいおやじさんがいて、料理もとてもおいしくて…
おやじさんは私の愚痴をいやがらずに聞いてくれてたから、前島や坂本さんの愚痴をさんざん話して、そして思いっきり泣いて、泣いて、泣きまくって…そのおかげで気分がすっきりと晴れたんだ…
それから…あ、そうだ…帰り際におやじさんが、私に靴下をくれた。
何足か見せてくれて、どれがいいか?って聞かれて、私はその中からピンク字に赤いハートの靴下を選んだ…
記憶はやはりとても鮮明だった。
あれが妄想だったなんて、とても思えない。
(でも、絶対にないとは言えない。
かなり飲んでたのは事実だもの……記憶をなくしてもおかしくないほど飲んだはずだ。
え?……じゃあ、もしかしたら、この鮮明な記憶はやっぱり全部妄想で…ということは、あの人のことも妄想だったってこと…?)
信じられない気分ではあるけど…でも、そう考えれば、納得が出来る。
そうだ…夢でもなけりゃ、あんなに私の理想にぴったりの人なんているはずがない。
(……そうよね。いるはずないよね。
そっか……はっきりしてるとはいえ、すべて妄想だったんだ…だから、あのお店もないんだ……)
なぁんだ……そうだったのか…
そう思うと、急に笑いがこみあげて、私はそれを堪えるのに必死だった。
なるほど……あの日のことは、全部、夢…幻だったんだ……
しあわせ屋も、あのイケメン君も…