訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】

それはそうだけど、アイツは今も後悔してる。

足の怪我の事。それによって、夢見ていた未来が閉ざされた事。

周りにたくさん、心配と迷惑を掛けてしまったことを――。

そんな瀬戸に、また後悔させたくない。



「そうだとしても、俺の側に居ることがアイツの幸せに繋がるとは思えないんだ」

「そんなに難しく考えることないと思うけどなぁ……」

「お前がお気楽すぎなんだよ」



立ち止まり、少し後ろを歩いていた蒼汰をみる。

もし仮に、瀬戸が未成年じゃなかったなら少しは状況が違っていたのかもしれない。

だけど現実は違う。彼女は、まだ16歳の高校一年生だ。



「湊叶。中途半端な優しさは、傷付けるだけだぞ。彼女の為を思うなら、ちゃんと答え出してやれ」

「……分かってる」



自分の気持ちはもとかく、瀬戸は真っ直ぐに俺に好意伝えてくれている。

それに気が付かないような振りをしているのは、俺のエゴだ。

< 202 / 303 >

この作品をシェア

pagetop