紅一点の最強美少女!!!



『……百面相』



悩んでいたからなのか、私を見下ろしていた類の言葉に我に返り、体を捻って類の下から脱出する。




『……さすが』



褒めてるのか褒めてないのか。

微妙な言葉に苦笑いを浮かべると、類はフッと笑みを浮かべて私に近づく。




ちょっと待ってくださいよ、類さん。


あなた、さっきの今で、よく私に近づいてこれるよね⁉︎



またもや危険な状況になりそうな危機を察し、慌ててこの部屋から出ようと身を翻す。


いや、身を翻そうとした時…だった。



ガコンッと音がしたかと思うと、今向かおうとしていた方向の床に、大きな穴が空いていて。




凄い勢いで、顔から血の気が引いていくのを感じる。




これも、トラップ?



だとしたら、この部屋本当に私を殺ちゃおうと思ってるよね?


『……何故動く。


トラップを切ろうとしたんだが』



1人で動いて危ない目にあった私を見て、呆れたような表情を浮かべた類がそう言って私の後ろに手を伸ばす。



カチッという、乾いた音が私の耳に伝わったかと思うと、目の前の穴がゆっくりしまっていく。




……凄い仕掛け。


こんな大掛かりな仕掛け、誰が考えたんだろう⁇



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