ヴァンパイヤが総長に恋をした
「ほら、美野子は優良のお手伝いを。
淳は着替えをよろしく頼むわ。
私はリビングで待っています。
すべて終わったらリビングに連れてきてくださいね」
それだけ言うと、お母さんは去っていった
〔では、まず、その服を脱いでください〕
『…え…。あ、、はい…』
薄汚れた服を脱ぐと、メイド服の美野子さんに背中を押され、暖かな部屋に入れられた
〔優良様の金髪、綺麗ですね。肌も雪のように白い…。綺麗ですね〕
『そ、そんなことないですよ…。
この髪は…、呪われた髪と肌です…
綺麗なんて、言わないでください…』
〔全然呪われた髪、肌ではありません。
ヴァンパイヤだからって、呪われてるとは限りません。
こんな美しく綺麗な金髪と肌は初めて見ましたよ〕
美野子さんって、優しいんだな
バススツールに座ると、私の金髪の髪は
少し濡れている地面にペタリとつく
美野子さんはシャワーの蛇口をひねり、私に暖かいお湯をかけて、髪を優しく洗ってくれる
そっか
私、13年間お風呂はいってないんだ
私、汚い…
美野子さんが綺麗に洗ってくれて、
淳さんが、綺麗なドレスを用意してくれた