君の日記
1、日記帳
「おはようございます!!木谷さーん!!木谷徹夜さーん朝ですよー」

午前7時30分
いつもと同じ時間に看護師が僕を起こしに来る。

2013年6月17日
今日で僕が入院してから半年になる。

僕は半年前に癌で余命1年つげられた。
当日高校三年生だった僕にはとても受け入れたくない現実だった。

しかしそれはどーしよーもない現実で鏡に映る自分の姿を見る度に常々思い知らされる、ワックスなんかつけて格好付けてた髪は抗癌剤の副作用で抜け落ち健康だった時に比べるとはるかにやせ細っている。


「人生ーつれー」
なんて独り言言いながら歯ブラシの入っている机の引き出しに手を伸ばす。

ふと机の下に見慣れない手帳のような物が落ちているのが目に入る
「なんだろこれ?」

その手帳のような物を拾い上げてみる。
シンプルで真っ白な表紙の真ん中に《diary》と書かれている。


どーやら誰かの日記帳のようだ。
[誰かの日記]なんて物は見たところで自分の特にもならないし損する訳ではない。

しかーし!!
興味が
very interesting!!!!!

否!!
人の日記を見るなんてモラルがかけている!
誰だって日記は人に見られたくない物だ!!

でも
ちょっとなら読んでも……

なんてしょうもない葛藤を繰り広げていると時計は8時お回っている。
朝ごはんの時間だ。






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