ひねくれ次女とヤンキー君。






ん?と振り返ると、少しそわそわしている近藤くんが目に入った。





「今日、一緒に帰らない?」





「帰らない」





「...、即答は傷つく...」





「...」






いきなりだったもんだから、何も考えずに断ってしまった。





露骨に傷ついた顔をされて、申し訳なくなる。





だけどすぐにいつもの明るい顔になって、





「放課後、迎えに行くから待っててね!」





なんて言った。






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