揺恋〜変わらずに揺らぐ気持ち〜





私、奏人と付きあおうとも思うの。」




「…!!!そか…。」




「奏人には1番そばで支えてもらいたいし、私も奏人のそばにいたいって思うようになったの。」




「はぁーそっかあ!!!いーなあ美結奈は!!ハハッ!」


「璃乃…。ありがとう。璃乃のお陰でもあるよ。」







「あーもう帰らなきゃ!!璃乃帰ろ?」



「…うちはもう少しここにいるよ。」





そうだよね。







ごめんね璃乃。







「じゃあね!」



「うん。また明日。」








バタンッ






閉めたドアの向こうから璃乃の泣き声が聞こえる。





屋上にふく風にまぎれて。









多分璃乃は告られたって聞いてすごい不安になったんだよね。





それをわかってあげられなかった私って…。




だめだな。









私も少し焦りを感じてる。







奏人に早く言わなきゃって



まったりしてると奏人がどこか行っちゃいそうな気がして…。










「奏人…










好き。」












「っ!!!!」







< 27 / 46 >

この作品をシェア

pagetop