ずっと、すきでした。
第3章 君の過去

episode3: 真実

『話が…ある』



そう言われて再び椅子に腰をおろす。




「あの、話しって…?」







2人で話せるのは嬉しいけど、でも、
やっぱり気まずいから、一刻も早くここを出たい。





「これ、神野のだよな?」






差し出された手の平には、私がいつも携帯につけていたキーホルダー。








無くなってたんだ…




全然、気づかなかった。










「うん、そうだよ。
拾ってくれたの?」











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