ずっと、すきでした。

「じゃ、あたしそろそろ帰るね」


「うん、いきなりごめんね」




トントン、と階段を降りていくとお母さんと出くわした。





「あら、麻衣子ちゃん。もう帰っちゃうの?
折角だから夕飯食べていかない?」



「ありがとうございます。
でも、あたしの母さんもご飯用意して待ってくれているので、今日は遠慮しておきます。お気持ちだけ、いただきますね!」




お邪魔しましたー、と言って麻衣子は元気良く帰っていった。





< 35 / 54 >

この作品をシェア

pagetop