学園世界のイロジカル
そう。


なんと零は念願の数学者になることができたの。



しかもただ数字と関わっているだけじゃない、特別なプロジェクトチームに勧誘されてる!



もちろん行くって、零…!



数学者だけじゃなく、柊みたいな理学系研究者と10数人のチームを組んで


なんか半世界でのコンピューターの改良を進めるーとかなんとか。




もちろんそのコンピューターの中にポイセも入ってる。


つまり、ポイセ改良では大人も認める存在である柊もそのチームに入るそうな。




…正直言って(室内でできる職だし)かなり羨ましいけど、


でも…良かった、うん!



聞いたことはもちろんないけど、きっと零は…数学者になりたかっただろうから。





「まあ、とりあえずもう僕は大丈夫です。

なので…会場の方へ向かいましょう?」



「そうだね!よし、みんな移動魔法の準備はオーケイ?」




OK!と答える前に藍色の光が私たちを包む。



ナミがいたずらっ子みたいに笑って(それでも本当にかわいい)私にVサインをしてみせる。




…はあ。緊張するけど。


頑張ろう、精一杯!



目を閉じて、ちょっと微笑んでみる。




次、目を開けたら…




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