学園世界のイロジカル
「それに関しては説明をしてなかったね」
ごめんね、と言いながら大して謝罪の意を感じさせない笑みを浮かべる龍矢。
でも、龍矢も忙しいらしいし…あの時は別に気にも留めてなかったけど…
”半世界五傑席決め”…それは、そんなに重要なイベントなのかな。
「”五傑席”と呼ばれる席が、半世界にはあるんだ」
「五傑…特に優れた5人組、と今では用いられていますね」
「そ。
鳥月宮に属す高校生で、特に強さに秀でた者5人を決める。
これは、学年で3回入れ替わり戦という名の学生決闘で編成しなおしたりするんだけど…」
龍矢はお得意の、心が読めない…余裕たっぷりの笑みを浮かべると、まるで内緒話をするかのように小さくつぶやいた。
「五傑席は、”特別な存在”なんだ」
ね?と言われた柊が、少し面倒くさそうに…でも、なんかちょっと焦り気味に「ああ」と答えた。
「半世界の者の憧れであり、高校を卒業してもその名誉が霞むことは無い。
1席上になるほど地位が高まり、皆はその五傑席を目指して日々戦う。
ま、簡単にはなれねえけど」
「そりゃそうさ。五傑席は…支配者になれるんだからね」
くるくる同じところを、まるで動物のように回りながら龍矢は答える。
…薄暗いせいで、表情は見えない。
”支配者”なんて物騒な言葉でも、龍矢は笑って言いそうだけど…
「皆を取り仕切るリーダーとして、上の位置から指図できる。
これは半世界の王家と同じぐらいの権力を持つからなんだけどね」
お、王家と同じくらいって…!
そりゃみんなそこ目指すよね。学生決闘をする目的は、ポイント稼ぎだけだと思ったけど…五傑席になりたいってのもあるんだ。
なるほど、と理解してる所で、柊の苛立ちが目に見えるようになった。
…なんでそんなにイライラしてんのさ。落ち着こうよ!
「柊が苛立つのも無理ないよ。だって…
半世界五傑席決めは
”生徒会長就任式”でもあるからね」
ごめんね、と言いながら大して謝罪の意を感じさせない笑みを浮かべる龍矢。
でも、龍矢も忙しいらしいし…あの時は別に気にも留めてなかったけど…
”半世界五傑席決め”…それは、そんなに重要なイベントなのかな。
「”五傑席”と呼ばれる席が、半世界にはあるんだ」
「五傑…特に優れた5人組、と今では用いられていますね」
「そ。
鳥月宮に属す高校生で、特に強さに秀でた者5人を決める。
これは、学年で3回入れ替わり戦という名の学生決闘で編成しなおしたりするんだけど…」
龍矢はお得意の、心が読めない…余裕たっぷりの笑みを浮かべると、まるで内緒話をするかのように小さくつぶやいた。
「五傑席は、”特別な存在”なんだ」
ね?と言われた柊が、少し面倒くさそうに…でも、なんかちょっと焦り気味に「ああ」と答えた。
「半世界の者の憧れであり、高校を卒業してもその名誉が霞むことは無い。
1席上になるほど地位が高まり、皆はその五傑席を目指して日々戦う。
ま、簡単にはなれねえけど」
「そりゃそうさ。五傑席は…支配者になれるんだからね」
くるくる同じところを、まるで動物のように回りながら龍矢は答える。
…薄暗いせいで、表情は見えない。
”支配者”なんて物騒な言葉でも、龍矢は笑って言いそうだけど…
「皆を取り仕切るリーダーとして、上の位置から指図できる。
これは半世界の王家と同じぐらいの権力を持つからなんだけどね」
お、王家と同じくらいって…!
そりゃみんなそこ目指すよね。学生決闘をする目的は、ポイント稼ぎだけだと思ったけど…五傑席になりたいってのもあるんだ。
なるほど、と理解してる所で、柊の苛立ちが目に見えるようになった。
…なんでそんなにイライラしてんのさ。落ち着こうよ!
「柊が苛立つのも無理ないよ。だって…
半世界五傑席決めは
”生徒会長就任式”でもあるからね」