クールガールと獣《ケダモノ》くん
ツンツン頭は、はっきり言ってバカ。


煩いし。


でも、それがいい所
なんて思うようになった。




「私、甘いの嫌いよ?」

「嘘だろ…だって女の子はこーゆう甘いケーキとか
好きなんじゃねーの?」

今は、ツンツン頭が
いい所連れてってやる!
なんて言うから着いてきた。

そしたら甘ったるい匂いがただようケーキの店だった。


「あいにく、私は甘いのは無理なの。」


そう言ったら、大袈裟なくらい落ち込むんだ。


なんてゆうか、ツンツン頭はすぐに感情を表に出すから面白い。


私と佐原恭二とは真逆ね。

「すまん!結衣!
俺、ダメだああ~」


「ふっ…大丈夫よ。
チーズケーキなら食べられるから。」


「おう!マジか!
俺、女が何が好きか全然わかんねえから。」


「そうね。」


「きっぱり言うなよな~。」


「ふっ…ふふ…バカね。」


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