願う場所、望む奇跡



「夏希、好きだよ」


「私も、義哉が好きだよ……」



1度手を取れば、もう手放すことは出来ない。


私はもう決めたんだ。

他には何も望まない。

義哉だけを愛し続けるって。

この温もりだけを感じていればいいんだ。


何度も唇を重ね、ベッドの中で抱き合って眠りながら、そう思った。


禁断の恋を手に取った。

だけど、私は後悔していない。

義哉が隣にいればそれでいいんだ。




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