【続】想われたくて…―Side story―
驚きの真相
「おはよーッス。」


「よぉ、海!ちょっと来いッ!!」


休み明け、出社した海を速攻で呼び出した。


例の出逢いを……


聞いてもらいたくて。


イイ年した男が、今更恋バナなんて照れくさいけど


こいつなら、笑わずに聞いてくれると思ったんだ。


こいつも色々あったけど、今は本気の恋愛してるからな。


「な、なんだよ安藤。こんな隅に連れて来て……気色わりぃ。」


事務所の隅っこに連れてくと、かなりきょどる海。


まぁ、確かに気色わりぃかもな。


「お前、今夜付き合え。」


「は?……星来も一緒でイイなら。飯食い行く約束してっからな。」


俺の突然の誘いに、海は迷い無くそう答えた。



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